【東京五輪】陸上・跳躍競技の「なに」「なぜ」な話 ~後編~【フィールド競技】
どうも、Mlogです!100記事目指して奮闘中!今回はオリンピック跳躍競技の基本的な話になります。例によって雑学多めのクイズ形式にしております。それではいってみましょう~!
第4問:三段跳のけり足の順番は「右左右」のように交互である?
ところで三段跳って、少し変わった競技だよね。
3回の跳び方には、なにか違いがあるのかな?
跳び方は順にホップ・ステップ・ジャンプとよばれ、
跳躍を行う足の順序は、「右右左」や「左左右」のように
はじめの2回は同じ足でなければならないと決めれれている。
そうなんだ!競技を見ていると動きが速いからよくわからなかったけど、
足を交互につかって跳んでいるわけじゃなかったんだね。
三段跳は3つの跳躍がうまくつながることで記録をのばせるから、
瞬発力とともに技術力がとても重要になってくる競技だね。
ちなみに世界記録はジョナサン・エドワーズ選手が記録した19m29で、
これは1995年に達成して以来、24年間破られていない記録になる。
すごい!もし東京大会で更新されれば、25年ぶりの新記録が誕生するってことだね!
ということで、正解は「右左右のように交互ではなく、右右左のようにはじめの2回は同じ足で飛ばなければならない」でした~。こうしたルールで選手は跳躍を行っていたんですね。みなさんはご存知でしたか?わたしは調べてみるまで、まったく知りませんでした(笑)。それでは次の問題にいってみましょう~!
第5問:走幅飛では、前方宙返りをして跳躍してもよい?
走高跳って、あお向けで飛ぶ選手が多いよね。
背面跳びだな。1968年のメキシコシティ大会のことだが、
ディック・フォスベリー選手がこの方法で優勝し、
それ以降は背面跳びが主流の跳躍法になったといわれている。
他にもベリーロールや正面跳び、はさみ跳びなどの跳躍法があるよ。
そういえば学校ではさみ跳びを教えてもらったかも。
つまり、走高跳はいろんな跳び方を試してもいいってことだね。
ところで走幅跳では跳び方にきまりがあるのかな?
ルールでは「前方宙返り以外はどんな動きをしても構わない」とある。
え?前方宙返りだけは禁止されているってこと?
うむ。かつて実際に宙返りをする練習が行われていたが、
危険ということで禁止になった。
ただ、走幅跳のルールは案外制限が少なくて、
助走は何mとってもよいし、背走することも許されている。
なるほど~。跳び方に決まりが少ないっていうのは、自由があっていいね。
もしかしたら東京大会でユニークな跳び方をする選手が現れるかもしれないね!
ということで正解は「走幅跳では前方宙返りだけは禁止されている」でした~!そういえばフィギュアスケートも、競技中の宙返り(バックフリップ)は禁止されていますね。たとえ飛距離が出たとしても、やはり選手の怪我につながる行為はルールで制限すべきだと私も思います。それでは次の問題にいってみましょう~!
第6問:棒高跳びのポールは何mまでのものを使ってよい?
棒高跳って、すごい高さまでからだが持ち上がるよね。
屋外世界記録は鳥人とよばれたセルゲイ・ブブカ選手の6m14だな。
すごーい!6mってどれぐらいの高さなんだろ?
だいたい、建物の3階ぐらいにあたる高さだね。
えー。そんな高さにまで上がるのもすごいけど
そこから落下するわけだから、怖くないのかな?
もちろん選手も人間だから、恐怖心はあるだろう。
恐怖に打ち勝つ勇気と、その勇気を支える技術や努力が必要な競技といえるな。
うん、本当にそう思うよ。ところで、棒高跳に使う棒の長さは何mぐらいなの?
ポールのことだな。一般的には5m程度を使う選手が多いそうだ。
ただ、ポールの材質・長さ・太さには制約がないんだよね。
え?じゃあ10mの長さのものを使ってもいいってこと?
ポールの長さが長いほど有利になりそうだけど。
そうとも言えないのが棒高跳の面白いところだな。
棒高跳は棒のしなりを利用して身体をバーの高さまで持ち上げるのだが、
棒をしならせる力を生み出すのは選手が助走を行っている間だけだ。
どんなに棒が長くても、選手がもつ瞬発力以上に高くは飛べないということだね。
へー。すこし難しい話だったけど、つまり棒の長さや太さよりも、
棒に力を伝えるための技術の方が大切ってことなんだね!
ということで、正解は「ボールの長さには制約がない」でした~!材質や太さにも制約がないのであれば、ポールの開発競争はなかなか激しそうですね。野球のバット職人のように、ポール職人さんがおられるのかもしれません。セルゲイ・ブブカ選手は世界記録を35回ぬり替えた選手で、世界記録に挑戦するたびに日本でも話題になりましたね!ちなみに棒高跳の屋内世界記録はルノー・ラビレニ選手が2014年に記録した6m16で、ブブカ選手の記録を21年ぶりに更新したとのこと。ブブカ選手のもつ屋外記録もやがてぬりかえる人が現れるかもしれませんね。
おわりに
今回は以上になります!跳躍競技を調べてみて感じたのは、ルールがシンプルで、制約があまりないということでした。今後、新たな跳び方に挑戦する選手が現れるかもしれませんね。東京大会では記録の更新も楽しみの一つですが、観客と選手が一体になって熱狂する、そんな瞬間がたくさん起こることを期待しています!2100字オーバー。それでは~!