【東京五輪】陸上・トラック競技の基本的な話~後編~【雑学】
どうも、Mlogです!100記事目指して奮闘中!今回は前回に引き続き、陸上・トラック競技の常識的な話~後編~になります。後編は雑学多めです(笑)。それではいってみましょう~!
第4問:「追い風参考記録」って何?
トラック競技といえば、やはり新記録が出るかが楽しみだね!
そうだね。日本人選手には長らく「100m10秒の壁」が立ちはだかっていたけれど、
2017年、ついに桐生祥秀選手によって9秒98の記録が達成されたね。
実はこの年、ケンブリッジ飛鳥選手も9秒98を記録しているのだが、
残念ながら追い風参考記録あつかいになっている。
追い風参考記録って良く聞く言葉だね。正式な記録にはならないの?
うむ。追い風というのは走行中の選手の後方から吹く風のことなのだが、
追い風が風速2.0m/秒を超えると、公式記録とは認められない。
選手にとって追い風は有利な風になるからね。
桐生祥秀選手も2015年、追い風参考記録ながら9秒87を記録されているよ。
へ~。追い風ってそんなに選手にとって有利な風なんだね。
100m走だと、風速1m/秒の追い風でタイムが0.1秒短縮されると言われている。
0.01秒の記録をあらそう短距離走だと、この影響は大きいと言えるな。
ちなみに追い風参考記録が適用されるのは、次の種目になるよ。
- 100m
- 200m
- 100mハードル
- 110mハードル
- 走幅飛
- 三段跳
追い風の数値が発表されるまでは緊張の瞬間が続くってわけだね。
といことで、正解は風速2.0m/秒を超える追い風状況における陸上競技の記録でした~。それでは次の問題に行ってみましょう!
第5問:ハードル種目では何台のハードルが設置される?
トラック競技といえば、ハードル走も楽しみだね。
ハードルをこえていく様子がとてもカッコいい!
男子の110mハードルでは、高さが106.7cmのハードルが使われているよ。
え~!そんなに高いの!テレビで見てるとそんなに高く見えないのに。
選手が軽々と飛んでいるように見えるから、あまり高く見えないのかもな。
ところでどうして男子の短距離ハードルは100mじゃなくて、110mなの?
それは元々、ヤード法でハードル走の距離をはかっていたからだな。
ヤード法はアメリカ合衆国を中心に用いられる距離の単位だね。
120ヤードがおよそ110m。現在は国際基準であるメートル法を用いるから、
メートル法で距離を決められた競技種目は100m毎の距離になるね。
なるほど。だから400mハードルは440mにならなかったんだね。
110mハードルと400mハードルでは、飛びこえるハードルの数も4倍になるの?
いや、ハードルの数はどちらも10台と同じだ。
つまりハードル間の距離がことなるということだな。
なるほど~。じゃあ、110mハードルと400mハードルだと、
もとめられる身体能力や技術にかなりのちがいが出てきそうだね。
日本選手では、山崎一彦選手*1や為末大選手*2が400mハードルで活躍されていたよ。
東京大会ではどんな選手があらわれるか、楽しみにしたいね。
ということで、正解はどの距離でも10台設置されるでした~!距離別にハードルの数が変わらないというのはなかなか意外でしたね!それでは次の問題にいってみましょう~。
第6問:どうして10000m走は10km走と表現しないの?
トラック競技は、すごい長距離のものもあるんだね。
5000mや10000mだね。3000m障害っていうのもある。
5000mは5km、10000mは10kmだよね?トラック競技はどうしてkmで表さないの?
それは「トラック競技」と「ロード競技」との違いを表すためだな。
ロード競技?ロード競技は競技場の外で行われる競技だね。
うむ。ロード競技とトラック競技の大きな違いは、距離の正確さだな。
トラック競技の10000mだと誤差は+1mまで、
ロード競技の10kmだと誤差は+10mまで認められている。
ロード競技はどうしても正確にコース距離を測るのが難しいからね。
なるほど~。マラソンでは時々「距離が足りていない」ことが問題になるよね。
それだけ距離をはかることって、難しいことなんだね。
ということで、正解はトラック競技とロード競技の違いを表すためでした~。10000mなんて言い方は普通はしませんから、以前から気になっていた方は多かったのではないでしょうか?わたしもその一人です(笑)。
おわりに
今回の記事は以上になります!後半は雑学中心になったかもしれませんが、基本情報のまとめにもなったのではないでしょうか?陸上のトラック競技はルールがシンプルで、観客にとって分かりやすい競技ですよね。それだけにとても華やかな競技として注目されます!世界トップレベルの選手は、その体つきを見るだけでも驚かされますよね。東京大会でぜひ生観戦をしたい競技の一つでもあります。今後も各種目別の見どころを調査していくつもりですが、今回は一旦これまで。2100字オーバー。それでは~。